内ヶ谷ダム予算2
2010-02-26
内ヶ谷ダムの予算について、岐阜県河川課に問い合わせてみました。基本的な考え方としては、ダム事業は進めていくということでした。
しかし、内ヶ谷ダムは検証の対象となったダムなので、国交省内に
できた有識者会議の結果にそって必要かどうか検証するということ
でした。
22年度分の補助金が付くかは、3月の年度末に決まるそうです。
補助金が付かなければ、取りかかりの工事のみ進めるということ
でした。(危険回避のためだそうです。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
検証方法によっては、ダム建設が必要という結果もあります。
有識者会議はなぜか非公開で行われており、水源連が公開する
よう申し入れました。
水源連/「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の公開要請について
水源連HPから、見つけにくいので直接リンクしました。
水源連HOMEはこちら
新聞記事
岐阜県予算
2010-02-21
岐阜県は平成22年度当初予算案の概要を公開しました。検証対象となった内ヶ谷ダムについては、様子見ということで
工事は中断するのでしょうか。県に聞いてみます。
ーーーーー以下、岐阜県HPよりーーーーーーーーーーーーー
総合的な治水対策の推進
1 事業費 【財源内訳】 【主な使途】
6,830,088 国庫 2,851,822 工事請負費 4,985,910
(前年度県債 3,707,300 (長良川、丹生川ダム等)
7,854,761 ) 一財 62,025 委託料 1,016,460
分・負 10,720 (境川、丹生川ダム等)
使・手 198,221
2 背景・現状
県内各地で、平成14年、16年、19年、20年と2~3年おきに床上浸水な
ど県民生活に直接被害が及ぶ甚大な浸水被害が発生しており、地域の治水安全度の
向上と、早めの避難による人的被害の軽減が重要な課題となっている。
3 事業目的
県民の安全・安心を守るため、河川改修並びにダム事業を効果的に組み合わせた
ハード対策と、情報伝達・避難等のソフト対策を段階的に進めることとした「新五
流域総合治水対策プラン」に基づき総合的な治水対策を推進していく。
4 事業概要
①平成16年の豪雨により甚大な被害の発生した、長良川中上流域、曽部地川につ
いては床上浸水対策特別緊急事業を平成22年度に完了させる。
②浸水被害が頻発している境川、杭瀬川なども引き続き治水対策を推進していく。
③本体に着手している丹生川ダムについては、平成24年度出水期前までの完成に
向けて事業の進捗を図る。また、県が実施するダム事業のうち、新たな基準に沿
った検証の対象となったダム事業については、国の「今後の治水対策のあり方に
関する有識者会議」の議論を注視し、その結果を踏まえ、検討を行っていく。
内ヶ谷ダム予算
2010-02-14
情報が遅くなりましたが、国の補助事業である内ヶ谷ダムの予算は国の補助金分はカットされそうです。岐阜県の事業ですが半分が国からの補助金。
以下、国土交通省のPDF書類より抜粋
補助事業については、国が検証を必要とする権限はないが、12月15日付け文書(「「できるだけダムにたよらない治水」への政策転換に対するご協力のお願い」)等により、関係の37道府県知事に対して、検証の対象となるダムも含め、検証への協力を要請したところである。
書類のダム事業一の中で、内ヶ谷ダムは「検証を要請」となっており、年度末に予算が正式決定するようです。


砂防ダムにたまった土砂
2010-02-12
新聞社の取材を受けました。内ヶ谷ダムについての取材でしたが、この時期は雪で行けませんので八幡町亀尾島地区の田口砂防ダムを見てきました。
砂防ダムを見ていたら、ダンプが通り過ぎるので上流で工事をやっているようでした。取材が一段落ついたところで、その現場に行ってみました。
工事は砂防ダム上流にたまった土砂の採取でした。掘って積み上げているのですごい土砂の量です。上流のダム取付け道路工事、林道工事、山腹の土砂崩れ、人工林の手入れ不足などで土砂が流れ込みここで堆積しています。
ここで工事をすると下流のサツキマス産卵床に影響がでます。細かい土砂が産卵床にかぶり卵が窒息する恐れがあります。
