2月7日の報告
2009-02-16
遅くなりましたが、2月7日に行われた第5回市民学習会「長良川への想い」の報告です。パネラーで参加しましたので写真はありませんが、参加された方のブログに写真がありますので
ご覧ください。
まず基調講演で水中カメラマンの吉村氏が「今見る長良川の自然と生態」と題し、映像を主体に話されました。上流域に棲むサケ科、中流域のコイ科のそれぞれの産卵シーンの映像、下流部の海水の遡上の様子などを紹介されました。海水遡上の話は長良川河口堰のシンポジウムでも「塩水クサビ」という言葉で何度も聞いてきましたが、映像で海水と真水の境目をきれいに見る事ができ面白かったです。
河口堰直下流の川底の映像もあり泥ばかりで生物は何も見えませんでした。
基調講演の後は私も参加してのパネルディスカッションでした。その前にパネリストの紹介を兼ねて蒲さんと私がそれぞれお話をさせて頂きました。蒲氏は長良川流域内でのヒト、モノ、カネが循環して行くための提案を発表され、私はいつものごとく内ヶ谷ダムの写真そして産卵観察会の様子を紹介しました。
ディスカッションでは魚の話などの質問があり、私がしゃべりすぎてその後の質問時間が少なくなってしまいました。すみません。
最後に一言お願いしますと急に言われ何言おうか戸惑いましたが、最近考えていた岐阜県独自のメディアが少ないことにより、地元への愛着(長良川への気持ち)が小さくなるのではないかという事を話しました。一県に3~4局の民放とNHKがある県では地方ニュースの時間になると地元の事ばかり放送していますが、東海地方・関東・関西のようにキー局がカバーしている地域では他県の情報も流れ地元の話題は数分の一になってしまいます。名古屋発の情報(名古屋のTV局・新聞)ばかりだと自分は東海人という感覚が生まれ、岐阜県民の意識が薄らぐのではないか。同じ県でも離れた地域のことに関心が持てなくなる。このとこが地元で長良川河口堰、徳山ダムの反対運動が盛り上がらなかった一つの原因ではないかと考えました。
検証とかしていないのでタダの思いつきですが、意外にも反響があり驚きました。
シンポジウムの感想が掲載されたブログを紹介します。
団塊のブログ こだわりの「物」がたり
隊長曰く
Do you love the earth?
岐阜県議会議員 太田維久のblog
日本共産党岐阜県議会議員 大須賀しずか
第5回市民学習会の案内
2009-02-03
2月7日に第5回市民学習会が開かれます。時間のある方はご参加ください。以下、市民学習会より転載です。
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長良川への想い
私たちの頭には長良川といえば「清流 」と「鮎」の言葉が浮かびます。
しかし、現実の長良川はどうでしょう
上流では大規模な道路建設が進み川 は様変わりしました。ダム建設計画も進んでいます 。
あらたに、鵜飼場の直上流に徳山ダムの ダムの水を流すという「木曽川水系連絡導水路 」。長良川が心配です。
基調講演では長良川の水源から河口 まで、空から水中からダイナミックな映像で 「長良川の現実」を見て考えます。
パネルディスカッションでは、流域で様々な活動を進める皆さんに長良川への想いを語っ ていただき「明日の長良川」を議論 します。 長良川を見捨てないで!
日時 2月7日(土) PM6:00~8:45
会場 ハートフルスクエアG 大研修室(JR 岐阜駅東詰)
● 基調講演 「今見る長良川の自然と生態」
水中カメラマン吉村朝之氏
● パネルディスカッション 「長良川への想い」
コーディネータ 富樫幸一 長良川市民学習会副代表(岐阜大学教授)
パネリスト 吉村朝之 有限会社アアクエイトテレビ代表取締役社長
蒲勇介 デザイナー/エディター(ORGAN デザイン室)
亀崎敬介 長良川水系・水を守る会
他 流域で活動する人(依頼中)
主催:「長良川に徳山ダムの水はいらない」市民学習会実行委員会
http://dousui.org
代表 粕谷志郎岐阜大学地域科学部教授
事務局 武藤仁